吉阪隆正

表現と吉阪

住居学に興味のある私なので、吉阪隆正の一連の功績に注目しているのは当然だといえる。戦後の住宅事情の動向を探っていた吉阪は、工学的というよりは家政学的なアプローチをとることになった。人々の「生活」面から住宅に切り込もうとした建築家であった。 …

住居の形態

生活学4篇はとりあえず通読完了した。4巻目にあたる「住居の形態」では、それまでの3巻の研究者的観点からはやや異なり、吉阪隆正の住宅作品に関する記述が多い。コンクリートをなぜ使用するのか、また住宅作品の形態がどのようにして決定されたのかなどが綴…

住居の意味

自身のアウトプットの習慣化のために一日に1000文字ぐらいは書こうとしていたのだが、先日は500字程度のを一本だけ、ということになってしまった。反省。 吉阪隆正集は3巻までとりあえず読み進めた。ところどころ流しながら読んでしまっている。が、重複する…

生活学4篇について

『住居の発見』『住生活の観察』『住居の意味』『住居の形態』からなる吉阪隆正集1~4巻は、生活学篇として位置づけられている。とくに前2冊に関しては、吉阪がル・コルビュジエに師事するまでに著したものから構成されており、後2冊は師事後に記述されたも…

吉阪隆正集について

吉阪隆正という人物は、ル・コルビュジエの弟子の1人として有名だと思う。「有形学」や「不連続統一体」といった独自の考えをもとに、独創的な建築物を後世にまで残していると言えるだろう。「八王子セミナーハウス」や「アテネ・フランセ」等は、今でも東京…